去る10月28日夕方、琉大で蝶の内部被曝の研究を
されていた野原千代さんが亡くなられました。
原発事故直後から汚染地に入り、汚染された植物を
実験で扱っていたせいで腎臓の病気になってしまい、
不調と回復を繰り返しながらだましだましお仕事を
続けておられました。
沖縄に住んでらした関係で、何度も沖縄の避難者
むけに勉強会を開いたり、つなごう命の会とも
親しくさせて頂いた方でした。
御用学者と正反対の「良心」だけで動いた野原さん。
野原さんの優しく明るい笑顔を忘れることは
できません。そして愉快な方でした!!
とても悲しくて悔しいけれど、彼女が遺した研究や
メッセージが、原子力災害下に生きる私たちに
多くを問い続けることになるのだと思います。
野原さんのご冥福をこころからお祈りします。
つなごう命~沖縄と被災地をむすぶ会 一同