2/19に豊見城市のとよみ生協病院で行われた野呂美加さんの
講演会が琉球新報に掲載されました。
記事を転載します。
NPO法人チェルノブイリへのかけはし(北海道)の野呂美加代表が19日、
豊見城市内で記者会見と講演を行った。
野呂さんは会見で、旧ソ連チェルノブイリ原発事故で被ばくした子どもたちの保養を
北海道などで受け入れてきた活動を紹介し、
「福島第1原発事故による放射能汚染がある中で、生活を強いられている子どもがいる。
沖縄でも保養を受け入れるような行動が起こってほしい。」と呼び掛けた。
野呂さんによると、チェルノブイリ事故で放射能汚染されたベラルーシでは、
子どもたちは年に約3ヶ月の期間、体の回復を目的に国内の療養所や国外に出ている。
「-かけはし」は1992年から同国の子どもの保養を受け入れてきた。
野呂さんは講演で「ベラルーシでは5ミリシーベルトを超える地域は
(他地域への)移住の対象になる。
日本政府の言う(年間被ばく許容量の)20ミリシーベルトという数字は
同じ地球の話とは思えない。」と指摘した。
県内避難者に対し、
「親が笑わないと子どもも笑えない。やれることをやりながら、笑ってほしい。
そのために支えあってほしい。」と語った。
講演は、東日本大震災・東電福島原発事故からの避難者や被災者を支援する
「つなごう命-沖縄と被災地をむすぶ会」が主催し、約60人が参加した。
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